独立記念日 at アメリカ大使館 (Day 7 Part 2)

7月3日の夕方、私たちはアメリカ大使館で開催される独立記念日のパーティーの準備で大忙しでした。

ジェリーが、「仕事が見つからなかったら死んじゃうからね。」とあっけらかんと話してくれたのはつい1時間前、彼らが住むエリアから20分離れた場所で1時間後に、私たちは、パーティーのためにどのドレスにどのヒールを履いて、どんなお化粧をするかでワイワイしていること自体が不思議な気持ちでした。

 

私たちが泊まっていた場所は、綺麗なレンガのフローリングと暖かい照明、それに素敵な家具で埋め尽くされていました。8人がゆったり座れるダイニングテーブルの上には、テーブルマットとおそろいのコースターが並べられていて、大きなガラスの扉を開けると、そこには手入れの行き届いた綺麗なパティオがあり、ヤシの木がそよ風に吹かれ、鳥たちと虫たちが木の周りをダンスしている、そんな場所でした。

 オーケストラの練習場から帰って来た私たちはよく、そのパティオに置かれているソファーに座り、ワインを片手に、鳥たちの声を聞きながら、一日を振り返ったものでした。

 

ヤシの木の裏側には、コンゴ川と空が醸し出す何層ものグレーの背景、そして川の向こうはコンゴ共和国。コンゴ共和国との距離ははっきりとは分からないものの、向こうで鉄砲が発射されたらちゃんと聞こえるくらいの近さではありました。

事実、パティオにつながる大きなガラスの扉には、川の向こうで大きな爆発があっても、ガラスが割れないように特別な保護フィルムが貼ってあるほどでした。その保護フィルム装着時、昔住んでいたファミリーがガラスに貼った、チョウチョのステッカーを剥がさなかったため、そのチョウチョのステッカーは現在ガラスとフィルムに挟まれ、外にいる本物のチョウチョたちを見守っている形になっている、という話を聞いたときは思わずほほ笑んでしまいました。

このチョウチョのステッカーに、髪型とメイクを気にする私を見たような気がしたのです。キンシャサにいながらにして、素敵なお家に泊まり、アメリカ大使館での豪華なパーティーにウキウキ・・許されるのかな。。もちろん一人で家で『ち〜ん』としているつもりはなかったものの、本当に不思議に感じていました。

 

パーティーではたくさんのいいスピーチを聞きました。アメリカ副大統領夫人、ジル・バイデンもゲストスピーチをしていました!

コンゴ民主共和国の国歌も初めて聴き、その美しさに感動しました。また、一晩中ライブミュージックを提供してくれたコンゴ人バンド『New Concepts』も素晴らしく、楽しめました♪

 

各国の外交官たちとも楽しい会話をし、おうちに帰ってきたときには、行く前よりも元気な気持ちになっていました。私も、ジェリーみたいに、もっと楽観的にならなきゃいけないな。キンシャサにいるからって、楽しい時間を過ごすことを申し訳なく思う必要はないのかもしれない。ここで働くということには、ここで起こっているいろんな楽しいイベントをありがたく経験することも含まれているんだ。音楽も、食べ物も、出会う人々も・・。

そして、もしチョウチョのステッカーでガラス扉をデコレーションしたければ、もちろんそれだってアリ!

そんな思いで、気持ち良く終えた一日でした。(^^) 

 - Nana