ンギリ・ンギリ地区 (Day 6 Part 2)

 中央アフリカの舗装されていない道を、リンガラ語を一言二言話しながら、建物や人々や、何だか想像もつかないフシギな物たちを売っている露店を見物しながら歩き回る日が来るなんて!

最初の保安説明の最中に、オーケストラの練習場のあるンギリ・ンギリ地区について聞いてみたところ、返ってきた答えは「とても安全とは言えないけれど、最悪なエリアでもない。」でした。(笑)幸運なことに、私たちは毎日練習場まで送迎付きで、練習場は大きな門の中にあり、街中を歩く必要はありませんでした。門に鍵がかかっているわけではないものの、この音楽コミュニティは町の人からも尊重されているため安全だったのです。


オーケストラのメンバーと過ごした2日目、教え終わったのは午後5時半頃、「もう少し待てばオーケストラの練習が始まるよ」とのこと。そこへフルーティストの1人のジョセフィーヌと、すごくフレンドリーな妹のビゼットがやってきて、「待っている間に私たちの地元のこの町を一緒に歩いてみない?」とのお誘いを受けました。

地元の人たちにブレンドするはずのない私は、正直、外に出るのが怖かったのですが、彼女たちは本当にフレンドリーで優しいし、そんな彼女たちが見せたいと思ってくれるものは何でも見てみたい、という気持ちが勝ち、思い切って一緒にお散歩してみることにしました。


ンギリ・ンギリ地区の町中

ンギリ・ンギリ地区の町中

中央アフリカの舗装されていない道を、リンガラ語を一言二言話しながら、建物や人々や、何だか想像もつかないフシギな物たちを売っている露店を見物しながら歩き回る日が来るなんて!町は本当に魅惑的!じろじろみられ、たくさん話しかけられ、でもジョセフィーヌとビゼットが私たちの身を安全に守ってくれていることは一目瞭然、彼女たちと話しながら歩き回っている私たちは、キンバンギストコミュニティの一員と見られていたのでした。ジョセフィーヌとビゼットは、普段お買い物をするお店や食料を買うお店を指差しながら、私たちに「かわいいね!」だの「君たち姉妹?」だの言ってくる興味シンシンの地元人たちと元気に会話を繰り広げていました。

 

もしも、私が一人で同じところを歩いたら、全く違う経験になっていたこと間違いナシ。地元の人たちからしてみたら、私はリッチな外国人、きっといい餌食になっていたことでしょう。でも、地元のミュージシャンたちと一緒だとただの『ガイジン』とは見られなかったのです。保安説明中に「オーケストラの人たちは、僕には到底できない特別な安全性を提供してくれるよ。彼らはコミュニティの一員だからね。」と言ったドライバーの言葉の意味が分かった瞬間でした。

 

その後私たちは無事に練習場に戻り、また少しキンシャサの音楽仲間との距離が縮まった嬉しさを噛み締めながら、リハーサルの開始を心待ちにしていたのでした!

- Nana